米国の有力上院議員リンジー・グラハム(Lindsey Graham)氏が7月12日に71歳で死去しました。同氏はイスラエルと米国の関係強化を一貫して主張してきた共和党の重鎮で、中東政策に大きな影響力を持つ人物でした。
親イスラエル政策の推進者
グラハム上院議員は30年以上にわたって米国議会で活動し、イスラエルへの強硬な支持姿勢で知られていました。パレスチナ問題やイラン核協議など、中東の主要な争点に関して、イスラエルの立場を代弁する発言を繰り返してきました。2023年10月のハマス攻撃後、ガザでの軍事作戦についても、イスラエルの自衛権を擁護する立場を鮮明にしていました。共和党内での影響力の大きさから、米国の対中東外交を左右する人物として注視されていたのです。
政界での存在感と遺産
サウスカロライナ州選出のグラハム氏は、上院司法委員会の委員長を務めるなど、重要な委員会での要職にありました。共和党の主流派と保守派の両陣営に人脈を持ち、党内調整役としても機能してきました。イスラエル支援に関する予算や決議案の推進では、超党派的な議員ネットワークを構築し、実現を主導してきたとみられます。
グラハム氏の死去により、米国議会のイスラエル支援の流れが弱体化するか、それとも他の有力議員が役割を継承するかが注目されています。米国の中東政策は、このような個々の議員の影響力にも左右される構図が明らかになっています。
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