イスラエルの首相府が、ウルトラ・オーソドックス(超正統派ユダヤ教)系のインフルエンサーらに資金を提供し、レシピ動画などのコンテンツ制作を支援していることが明らかになりました。この資金提供は公式な政治活動ではなく、一般向けのソーシャルメディア活動として行われていたとみられています。
政権の支持層へのアプローチ
ネタニヤフ(Netanyahu)首相率いる政権は、超正統派社会との関係維持を重視しており、この支援も戦略的な背景があるとされます。超正統派はイスラエル政治で重要な投票基盤であり、首相府はこの層へのリーチを強化する目的で、彼らが信頼するインフルエンサーを活用したとみられています。レシピ動画などの日常的コンテンツを通じて、政権のイメージを親しみやすいものとしようとした可能性があります。資金の規模や具体的な配分先については、報道によって詳細が異なっており、今後の調査が注目されます。
透明性を巡る批判
政権予算から直接資金が流用されたのかどうか、またこの支出の法的根拠は何かといった点で、野党や市民団体から疑問の声が上がっています。公共資金の使途透明性は、イスラエルでも重要な政治課題です。超正統派との連携自体は異論がありませんが、公式な説明のない資金提供は、政治的中立性や予算管理の厳格性に関する議論を呼び起こしています。この事案は、イスラエル社会内の様々な政治的立場の対立を反映したものとなっており、政権の説明責任が問われる局面を迎えています。
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